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おもいでばなし:「晴天の剣士」 [雑記]

朝、天気予報で「午後から雨が降る」と言っていたので、今日は傘を持って出社しました。しかし、予想に反して天候は持ちこたえてくれて、結局傘は使わずじまい。うっかり傘を忘れたときは降るくせに、こうやって入念に準備したときに限って降ってくれないんだなぁと、不公平感がふつふつと。

さてさて、今日は「傘」で思い出したので、傘にまつわる昔話をしようと思います。
ちょっと長めにズラズラ書いてるので、お暇な方だけどうぞ。

僕が小学校の頃の話です。
僕の通っていた小学校はド田舎にあって、学区が尋常じゃないほど広いです。
人が住んでいるエリアに対し、小学校の数が足りていないという状況なので、僕の家から小学校までは片道4.5kmを歩かねばなりません。町内に住む子供達は、小学校に入学した瞬間から、例外なくこの長距離歩行を強いられるようになるわけです。

これだけ長い距離を歩くと、道中危険なことも起こり得るため、僕の小学校では自衛のために「集団登校・集団下校システム」が取り入れられていました。エリア毎にグループ分けされ、高学年のお兄さん・お姉さん達が「班長」となり、低学年の子供たちをケアしながら登下校するアレです。都会ではあんまりないんですかね?

集団で登下校するといっても、4.5km以上の距離・・時間にして1時間強の道のりを毎日歩くとなると、道中どうしても暇になってしまいます。小学生は非常に元気ですから、体を動かす遊びが大好きです。身近にあるもので、道中歩きながら遊べて、且つ学校に持ち込んでも怪しまれない・・・


その条件を満たすものこそ、「傘」でした。

ルールは簡単。
「傘を持ち歩き、登下校中に同級生を発見したら本気で斬りかかるべし」


当時、僕の小学校では「るろうに剣心」ブームが巻き起こっており、男子たるもの強くて格好良い剣士に憧れたものです。「傘=刀」となり、平和だった通学路は雨も降っていないのに傘を持つ児童で溢れ、同級生を見ると親の仇とばかりに斬りかかる、恐怖の戦場と化しました。

走り抜きざまに切りつけたり、一礼をしてから一騎打ちが始まったり(剣道の真似事)・・・試合形式は様々でしたが、登下校中、一瞬たりとも気を抜けなくなったのは事実です。また、それぞれが自分に合ったスタイルを追求し、子供用の傘(40cm~50cm)を2本帯刀する「小太刀二刀流」や、リーチと破壊力を追及し大人用傘に手を出した「斬馬刀」などが登場する始末。

また、通常であれば疎ましく思うカッパや長靴なども、「これじゃないと勝てないから」と、雨天時には防御力向上のために好んで着用していました。長靴は機動性が落ちる代わりに、その防御力は相当なものです。なにせスネ部分がガードできますから、使わない手はありません。

また、後期には体操着入れの中に室内用シューズを仕込みで重量を上げ、紐の部分を振り回して攻撃する「グラビトンハンマー」や、「アラビックヤマト」などの化学兵器を用いた攻撃「アラビック・マジック」など、もはや「るろ剣」とは全く関係のないタクティクスが生み出され、戦いは熾烈を極めました。当時は驚異的な速度で傘が折れていたので、折れるたびに両親になんと言い訳するか、それが各自一番の課題だったと思います。


最終的に、「間違えて他校の生徒に斬りかかる事件」が発生するまでこの戦いは続きました。一時代を築いたこの戦乱の世も、全校集会の「校長先生のお話」、そして父兄に配られた「1枚のプリント」によって終わりを告げ、晴れの日に帯刀する児童の姿を通学路で見かけることは少なくなりました。

僕の母校が「無差別に児童を襲うバーサーカー小学校」として未だに悪名高いのも、実はこういう理由があったからだったりします。まぁ、他にも色々理由があるんですけども。


小太刀二刀流を使いこなしていたちーくん、居合の達人よしくん。
もう14年ぐらい会ってないですけど、元気かな。元気でやってると良いなぁ。

僕は今日も元気です。

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コメント 1

kuzutetu

暇だったので見ました。
確かに通下校中は、結構遊んでしまいますよね。
「無差別に児童を襲うバーサーカー小学校」で笑いました。
by kuzutetu (2013-05-20 23:16) 

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